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平成18年度  俳句・川柳応募作品 

第96回(12月)川柳応募作品   赤印が入選作品です。

森 千休様(愛知県半田市) たまご丼様(佐賀県唐津市)
分譲地幸せそうな家並ぶ お迎えが近い気がする日暮れ時
院長さん老人ポストも作ってよ シワクチャの老人なにか眩しくて
夕張はもしや日本の近未来 近頃は子にハングリーないのかな
ほどほどにしないと風船破れます 仇になる中途半端なやさしさが
復党をさせたいしたいさせたくない 強い子に育てるためのマニュアルは?
最長の格差景気と言うべきか 子育てはいつも手探りためいきよ
法人に甘く個人に重い税 そのうちに子どもはみんな背を向ける
頭数だけ有ればいい自民党 のうちにダンナもついでに背を向ける
小学生声を掛ければ逃げて行く 寂しさとひとまずさしで向かい合う
日本の平和危うし豆の飯 もう少しがんばってみたらどうかしら?
学校に責任転嫁する悪政

 

吐夢様(神奈川県藤沢市) はじめ様(鳥取県米子市)
鍋奉行 締めはうどんと 決めている 新聞を開くと寒さ倍になる
半分も 使わぬクラブ 磨き立て パソコンにノックをしても返事なし
旅カバン 少年の顔 詰めて行く 温泉でのっぺらぼうになって来た
徘徊と さほど変わらぬ 一人旅
脂肪では なくて年輪 だと思う
二日酔い 終業ベルで 全快し
ぽっちゃりの 可愛さ削る 痩身法
外面を 流し本音で 湯に浸かる
洗顔後 突っ張る肌で 秋を知る
デザートと 言えば出てくる 薬箱

いい年のエリー様(神奈川県藤沢市) 平野 栞様(北海道苫小牧市)
まな板の リズムに喜色 浮かんでる 世界史の先生走る師走かな
懐かしい 品が出てきて 手を止める 美しき国であるのに姦しい
不機嫌な ひとりごと出る 試着室 太鼓腹そなたの名前メタボリック
小春日で 充電させた 猫を抱く オバサンもオジサンめきし河岸であり
出来事を また初期化して 次の恋 失って大切さ知る毛と歯と愛
腹八分 二分はデザート 用に空け 引きこもる息子と共に冬ごもり
年金に スローライフを 強いられる 紅白も歌詞がわからぬ歌ばかり
改革で 年金暮らし ひび割れる 忘年会幹事が先に酔いつぶれ
割高の ビールで憩う 観光地 造反もうやむやにして年の暮れ
おかわりを したいが見栄が 邪魔をする ゴスペルを歌って帰り茶漬け食う

さくら つきこ様(静岡県富士市) 隆太郎様(北海道札幌市)
雨降ればときどき曇りのちに晴れ 大相撲日本の力士何処にいる
人生は答え探してゆく迷路 安部首相昔の自民よみがえる
忙しない師走に母の深呼吸 小泉さん壊れていない自民党
生き急ぐ者も追われる年の暮れ 審議拒否単独採決民不在
懲りもせず同じ過ち詫びる暮れ タウンミーテイングへ届かぬ民の声
合理捨て日本の情緒いま一度 タウンミーテング信じられなーい
温もりを求めて男縄のれん 使い捨ても情なのですか自民党
堪え性知らぬ子供が世を嘆く 情と言う曖昧模糊で復党す
天仰ぎむせぶ泪が堰を切る 企業への減税民は寒い風
利己主義は相手の痛み知りもせず 揮発油税元のタンクに納まった

 

さば様(福岡県北九州市) ごと様(岐阜県各務原市)
暖かくないねぶあつい肉襦袢 劇団名 タウンミーティング 内閣府
大掃除そろそろしまうか扇風機 タウンミィーティング僕もやりたいエレベータ係
勿体無いイルミネーションエコの敵 ノロウイルス ノロくはないよ 感染力
宝くじCMセレブが踊ってる

タグの有無 値段に大差 ズワイガニ

松坂の笑顔は世界に通用す
年収は減って歳だけまた増える
捨てられぬバブルの匂う勝負服
ノロウィルス間抜けな名前でも怖い
ティッシュしかサンタくれんと子がむくれ
年賀状専用機ですプリンター

 

オレンジ・ベル様(愛知県名古屋市)
樹もビルも ライトアップで 洒落た顔
「可愛いね!」 うなづく干支の 張子たち
抽選会 ハズレ元気に 飛んで出る
メリハリが 欲しい暮らしと プロポーション
父の家事 母の上手な ほめ言葉
空の巣を なぐさめている おでん種
録り溜めて 忘れたままに なるドラマ
服が裏 親は老化で 子はファッション
運勢欄 当たりすぎても つまらない
誕生日 定年過ぎて 忘れられ

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第96回(12月)川柳応募作品の寸評です。

草薙ネット・小島

森 千休様(愛知県半田市)

■夕張はもしや日本の近未来
夕張はすでに日本の近未来
■復党をさせたいしさせたくない
結婚させたいしさせたくない〜愛娘をもつ父親
■最長の格差景気と言うべきか
そう言うべきでしょう
■小学生声を掛ければ逃げて行く
声を掛ければ逃げていく小学生それ自体が減っていく少子化国家日本

たまご丼様(佐賀県唐津市)
■お迎えが近い気がする日暮れ時
お迎えが遠のく気がする明け方
■仇になる中途半端なやさしさが
太平洋戦争の真珠湾奇襲の中途半端さが仇となり日本海軍破滅

吐夢様(神奈川県藤沢市)
■旅カバン 少年の顔 詰めて行く

はじめ様(鳥取県米子市)
■新聞を開くと寒さ倍になる
新聞は悪事を伝えるのが商売


いい年のエリー様(神奈川県藤沢市)
■出来事を また初期化して 次の恋
出来事を ゴミ箱にクリック 次の恋

平野 栞様(北海道苫小牧市)
■世界史の先生走る師走かな
大阪大学の本間先生走る師走かな
■失って大切さ知る毛と歯と愛
失って大切さを知る肩書きと家族と健康

さくら つきこ様(静岡県富士市)
■人生は答え探してゆく迷路
人生は訳が分からぬうちに幕閉じる

隆太郎様(北海道札幌市)
■小泉さん壊れていない自民党
小泉さん壊れたよ田中自民党
■審議拒否単独採決民不在
民も審議拒否か単独採決のどちらかで健在
■タウンミーテイングへ届かぬ民の声
官製談合、官製タウンミーティング、官製国家ニッポン

さば様(福岡県北九州市)
■年収は減って歳だけまた増える
歳は1歳だけ増えるけど年収は万単位で減る

ごと様(岐阜県各務原市)
■劇団名 タウンミーティング 内閣府
漫才師名 タウンミーティング 吉本興業

オレンジ・ベル様(愛知県名古屋市)
■父の家事 母の上手な ほめ言葉
男女共同参画実現したけりゃわめくより褒め言葉

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第96回(12月)俳句募集作品   赤印が入選作品です。

森 徳好様(愛知県半田市 はじめ様(鳥取県米子市)
丁字屋の芭蕉の部屋のとろろ汁 木枯しが我が家の庭に途中下車
小鳥来よ京の風情の吐月峰 だんだんと早起きになる師走かな
冬晴や背伸びして見る駿河湾 郵便を待ち侘びてゐる懐手
桜えびお茶なら荷にはならぬけど
木の葉髪地獄の門の前に佇つ
雲よ退け裾だけ見える冬の富士
牧ノ原釣瓶落としのバスの旅
柿食へば釣瓶落としの道の駅
果樹園に光遍し冬日和
正面に富士も見えたり冬館
霜柱一寸ほどもありぬべし
白樺の幹の白さや山眠る

 

いろ波様(福岡県北九州市) 隆太郎様(北海道札幌市)
縁側にばあばとチビと小春の日 クリスマス電飾の木に立ち止まる
牡蠣小屋の鴉鋭い目の光 振り向かぬことも生き方シクラメン
雪折の松としなっている柳 校庭で遊ぶ少年日短か
咳をしてふと放哉のこと思う 雪女過去を語らぬ人が好き
霜焼けの足あかぎれの手がなでる 行事消す朱線の数多古暦
犬だって寒いんだぞと丸くなる 冬の月絵本の象の鼻伸びる
あゴミがゴミがと雪を知らぬ子が 冬空を支へて樺の林かな
ミトンの手切符を握り一人旅 北窓を塞ぎて余生など言はず
イブの夜もう寝ただろか外は雪 炉話の祖父の胡座に眠りけり
スケートの子転んではまた笑い 聖夜かな海を見下ろすレストラン

イトウ秀雄様(静岡県静岡市) ごと様(岐阜県各務原市)
夢多き少女達のクリスマス 立ち飲み屋 背中北風 サラリーマン
胸を打つ冬空の雲大変化 異常気象 師走の紅葉 季語乱れ
ショール巻き早足で出る映画館
暮れの街行きかう人のほほ赤く
教室に冬至の夕陽あすも晴
慰めの言葉一つで春が来る
西空に満月の月日は暮れて
山門に和尚の姿冬衣
伊豆の海白波のむこう雪の富士
冬進み寿しのねた魚油のり
あの方の住所たずねて冬の町
しゃりの味競い合っての北海道

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第96回(12月)俳句応募作品の寸評です。

草薙ネット・小島

森 徳好様(愛知県半田市)
■丁字屋の芭蕉の部屋のとろろ汁
丁字屋の弥次さん喜太さんとろろ汁


はじめ様(鳥取県米子市)
■木枯しが我が家の庭に途中下車
貧乏神我が家の中に途中下車

いろ波様(福岡県北九州市)
■イブの夜もう寝ただろか外は雪
イブの夜もう寝ただろうか外はサンタ

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第95回(11月)川柳応募作品   赤印が入選作品です。

たまご丼様(佐賀県唐津市) いい年のエリー様(神奈川県藤沢市)
おさんどん十三人の時もあり 美味な罠 やっと夏痩せ 出来たのに
消失の速さはどうだ食料の 爪に火を 灯して旅で 霧散する
ご馳走も母の口には少しだけ 残高が 行き先決める 旅プラン
おばんでも我が家のかわいい紅一点 スーパーの 値引きシールを じっと待ち
ぐんぐんと老いの加速度速くなる 半分は 愛情過多の もやしっ子
老い速く失った日を数えるな 付け爪が 剥がれ失恋 予感する
ぱたぱたとまわりは走りわれ転ぶ 借りる側 断る側も 胃が痛い
追い風に吹かれただけの五十年 能面を 削り素顔が 透ける酒
何もなく眠りにつく日の安堵感 体重計 目盛り訝る 猜疑心
そこにいるそれだけで元気もらう人 十階に 藪蚊を運ぶ エレベーター

 

エプロンの眠気様(福岡県北九州市) オレンジ・ベル様(愛知県名古屋市)
遅くても 良いのよ待ってる 高額ボーナス ハンカチを持って案山子も王子様
魚屋で おめめが語るよ 食べてよね 「まったけ」が「舞った毛」になる誤変換
わんこそば 違うよ注ぐな 鍋奉行 電子辞書ペンと句帳で籠る部屋
美味しいよ 娘が作った 晩御飯 母が言う駄洒落あっさり子が却下
遊ぶ金 欲しいと言うなよ 試験前 若いふりしても手すりを頼る膝
母弁は 一番辛いよ 朝補修  新しい漢字が出来る物忘れ
皆外出 母の日ベストの 贈り物 気性よりずっと薄口妻の味
母のみが 休みの平日 休曜日  子育てを終えて気になる叱り声
仕事より ハードな労働 就業後 部屋探し低い予算で高望み
月一の 主婦のご褒美 昼ランチ ハワイまで行ってチャイナの土産買う

 

森 千休様(愛知県半田市) 登夢壮爺様(神奈川県藤沢市)
勲章と縁なく生きて文化の日 屁理屈も 許そう今日は 祝い酒
中傷が飛び交う中間選挙戦 年金に 歩幅合わせて 共白髪
番号を持ってこっちへいらっしゃい 清貧に 耐えた白髪を 幸とする
コンビニのおでんの旗に誘われる ケータイが 仲人だった IT婚
凶器見せねだり野暮言い駄々捏ねる 時移り 内助の功を ボクがする
暮早し飲みたくなった腹減った 明月が 尖った自我を 恥じさせる
怪しいな偽装離婚もあるからね 木枯らしに チャルメラ遠く 近く聞き
寅さんの世界がだんだん遠くなる かしましい 女も黙る 美味の宿
移りそう電話の向う咳き込んで 栄進の ライバルが酌ぐ 辛い酒
七五三孫にも衣装と今は書く 蘊蓄に 頷き箸を 改める

 

さくら つきこ様(静岡県富士市) ごと様(岐阜県各務原市)
軽やかにステップを踏む老夫人 核実験 理科実験なの 我が子聞く
へそを曲げ一筋縄でいかぬ妻 回り過ぎ ついには干からび 不味いネタ
髪を切り気づかぬ亭主 憎らしい
優しさに慣れぬ女が手繰る糸
宣伝のうたい文句が触れぬ裏
余所行きの言葉に本音お留守番
明日よりも精一杯に生きる今日
世のことば額面通り受け取れぬ
栗拾い曲がった腰も勝手良い
家計簿も秋のお山も真っ赤か

 

凡隆様(北海道札幌市) さば様(福岡県北九州市)
竜巻の惨禍涙のオホーツク 新庄は今日もやっぱり楽しそう
談合を必要悪と言う政治 新庄か中田選挙にきっと出る
談合の扉開ければ知事の顔 最後まで見たい一部の地域人
使い捨てさせぬぞ小泉チルドレン ウチの子はハンカチ王妃になるという
覆水は盆に返って復党す 松坂と顔だけ似てる兄無職
いつまでも大人になれぬ教育者 野良猫と烏が狙ってる秋刀魚
ポステイング笑い止まらぬライオンズ おままごと母がパートで父ニート
国防長官を切ってブッシュよ何処へ行く 運動会ビックリするほど走れない
墓穴掘るやらせタウンミーテイング セレブって随分お安くなってきた
頑固さは老いの証と日向ぼこ 申し訳ございませんとうなされる

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竹内店長様

以下、寸評です。

草薙ネット・小島

第95回(11月)川柳応募作品
 
たまご丼様(佐賀県唐津市)
■ぐんぐんと老いの加速度速くなる
人生加齢とともに乗り換え高速列車
■追い風に吹かれただけの五十年
追い風がぴたりやんだ定年後
 
いい年のエリー様(神奈川県藤沢市)
■半分は 愛情過多の もやしっ子
残り半分は 愛情過小の  いじめっ子
 
エプロンの眠気様(福岡県北九州市)
■美味しいよ 娘が作った 晩御飯
娘はなんと小学1年生?
■仕事より ハードな労働 就業後
サービス残業という名のハードな労働
 
オレンジ・ベル様(愛知県名古屋市)
■部屋探し低い予算で高望み
大学探し低い偏差値で高望み
■ハワイまで行ってチャイナの土産買う
 日本みやげ海外であげたらチャイナ産

森 千休様(愛知県半田市)
■勲章と縁なく生きて文化の日
勲章と縁なく生きる大庶民
 
登夢壮爺様(神奈川県藤沢市)
■ケータイが 仲人だった IT婚
昔仲人、今出会い系サイトがキューピット
 
さくら つきこ様(静岡県富士市)
■へそを曲げ一筋縄でいかぬ妻
結婚が天国か人生修行になるか、妻次第。
■髪を切り気づかぬ亭主 憎らしい
髪を切ったところで変わらぬと思う亭主
 
ごと様(岐阜県各務原市)
■核実験 理科実験なの 我が子聞く
核武装 議論してはダメよ と妻は言う
 
凡隆様(北海道札幌市)
■談合の扉開ければ知事の顔
多選禁止の動きも加わり知事受難

■覆水は盆に返って復党す
国士の政治家平沼氏だだ一人盆に帰らず

■国防長官を切ってブッシュよ何処へ行く
2008年民主党大統領誕生と北京五輪
のドッキング、日本にとっては前途多難

さば様(福岡県北九州市)
■ウチの子はハンカチ王妃になるという
けなげな娘ハンカチ王妃になりなさい


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第95回(11月)俳句募集作品    赤印が入選作品です。 

森 徳好様(愛知県半田市 イトウ秀雄様(静岡県静岡市)
秋天や湯釜へ登る人の列 夜の海墨を流して白波立ちつ
ケーブルの下も彼方も秋の色 車窓より近くの富士の紅葉守り
晩酌の夫に急かされ秋刀魚焼く 秋祭り老若男女元気出す
かく薄く切られ松茸匂いけり 稲刈りの済んだ田んぼに凧舞う
返却日読まずに返す本重し 冠雪の富士に朝陽の日本晴れ
時走る階前に舞う桐一葉 今日も又静かに降るや秋の雨
参道に銀杏落ちて匂いけり 次郎柿見事な色にほほを寄せ
草笛を吹いて故郷の秋惜しむ 中秋の満月とざす雨曇り
直会の神酒に酔いたる氏子衆 新築の棟上げ式は空青く
両の手を引かれて歩む七五三 夢さめて秋の雷風を巻く
秋風と共に死に行く老夫婦
祖母が逝く秋の菊悲しげに

ごと様(岐阜県各務原市) 隆太郎様(北海道札幌市)
秋来る 周りの女性 ふくよかに 台風一過点となりゆく鳥のあり
朝の遅さ 夜の早さで 秋気付く 樽前の裾野の広し草紅葉
イチョウ通り 銀杏コロコロ 秋の坂 茸狩倒木多き雑木山
稲黄金 山薄っすら 雪化粧 秋うらら石狩湾を眺望す
飛来池 白鳥着水 飛行艇 十三夜桟橋に灯の点りけり
神の留守天地無用の荷の届く
浮寝鳥沖へ沖へと漂へり
小春日や無縁仏に花一つ
犬と座す枯野の端の柔らかし
初時雨遺影の笑みに合掌す

 

いろ波様(福岡県北九州市)
おこたから目だけ覗かせてる二歳
二歳の子九州場所に魅入ってる
湯たんぽを抱きしめ寝てる午前5時
おひさまの匂いすいこんでる布団
家間近だけど寄っちゃうなおでん屋に
水鳥は黒いあぶくになりて浮く
冬の蚊もたたけば大きな赤いシミ
外は雪寝つけずホットチョコレート
まどろんですするホットレモネード
枯れ芒燃えれば紅葉より赤い

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竹内店長様

以下、寸評です。

草薙ネット・小島

第95回(11月)俳句募集作品 

森 徳好様(愛知県半田市)
■晩酌の夫に急かされ秋刀魚焼く
まだ残る秋の家族の一光景

■返却日読まずに返す本重し
知り合が読めと薦めた本ならなお重し
 
イトウ秀雄様(静岡県静岡市)
■新築の棟上げ式は空青く
新築の門出を祝う青い空
 
ごと様(岐阜県各務原市)
■イチョウ通り 銀杏コロコロ 秋の坂
銀杏コロコロ コロコロ 秋の坂

 
隆太郎様(北海道札幌市)
■小春日や無縁仏に花一つ
 
いろ波様(福岡県北九州市)
■おこたから目だけ覗かせてる二歳
■湯たんぽを抱きしめ寝てる午前5時
■おひさまの匂いすいこんでる布団
■家間近だけど寄っちゃうなおでん屋に
 かわいらしい絵本のような美句

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第95回(11月)短歌募集作品 

ごと様(岐阜県各務原市)
解禁の ニューステレビで ズワイガニ 今年も溜息 外は木枯し

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第94回(10月)川柳応募作品  赤印が入選作品です。

 いい年のエリー様(神奈川県藤沢市) 海映様(神奈川県藤沢市)
デジカメが 厚塗りさせて いるメイク 出て来てよ 朝青の上 いく力士
出ぬ言葉 あやまち詫びる Eメール 愚痴言わぬ 妻がチャットに 書く本音
幼子が やっと寝付いた 爺の膝 家計簿に 妻の偽計が あるパソコン
不用品 貰い手見付け ホッとする かすみ目が 妻という字を 毒と読み
隙間風 あるが安らぐ 家がある デュエットを 幾度も強いて 嫌われる
日本語も ままならぬ身で 英会話 代表を 変えて体臭 変える党
尾ひれ付け やらぬことまで 自慢する 腹筋を 鍛えたはずが 腰痛め
ハイリスク ノーリターンで 子に投資 七人の 敵のにおいを 嗅ぎ分ける
人生を 改行させて 次の人 細君と 言えないほどの 太り肉
肩寄せて ぶつからぬよう 建てる家 折角の チャンス逃がした 酒の数

 

ごと様(岐阜県各務原市) たまご丼様(佐賀県唐津市)
お母さん 台風イッカて どこの家 宿題は多いが何も手につかず
テポドンの 次は松茸 北朝鮮 井の中の蛙というのも悪くない
サラリーマン 椎茸代用 土瓶蒸し わたくしは忙しがるのが仕事です
菓子売り場 栗きんとんで 季節知る 勉強をするのに脳が邪魔をする
まずビールそして料理に取りかかる
負け組が打ちのめされた展示会
予定なく過ぎる一日の軽やかさ
弁当は晩のおかずの再生か
幕閉じる川柳漬けの休日に
うたたねで夢見るときの心地よさ

 

こっとん様(佐賀県唐津市) オレンジ・ベル様(愛知県名古屋市)
種宿し口笛吹きたくなる夕べ 満月に吠えるオオカミ根はヒツジ
新妻の少し腹出て誇らしげ コウノトリ役目果たしてよく眠れ
杖ついて歩は遅けれど目に光り 「美しい国」の響きにある不安
褌の若人汗して仁王立ち 金欠で貧血起こす月の末
パソコンが知らない漢字生んでゆく 100円で動くクレーンやる気なし
現在地私はここにおりますの 子供寄りメニュー改善願う父
中学生目方四十越えられず やかましくエコ言う妻の無駄話
主婦業も母も仕事もいい加減 子の手前カッコつけてる字幕無し
八月に目覚めましたの川柳に パソコンで励む脳トレ父母日課
下手な文魚竹さんで鍛えられ 娘が贈る花でとうとう泣いた父

 

森 千休様(愛知県半田市) さくら つきこ様(静岡県富士市)
総理殿まず美しい日本語を 靖国の風向き変えた北の核
名づければ坊ちゃん内閣かも知れぬ 松茸が卓に上がらぬ理由でき
悔しいね拿捕の船長還ったが 核実験断固阻止する被爆国
イチローの記録にいつも活貰う のじぎくの夏の余韻に集う人
早すぎる妊娠遅すぎる結婚 おしどりと呼ばれし夫婦うまく折れ
日本一いざ中日と日本ハム 半世紀勘違いだと嘆く妻
ぐっすりとお休みなさい元総理 頑張ったその一言が明日の糧
世界中敵に回して核を誇示 女房よりアジアと繋ぐ総理の手
マツタケが何さシイタケあればいい 大人から教育したい国ばかり
定年万歳!俺の人生二毛作 臓器さえ売買される世に不安
気合入れ子どもに托す父の夢

 

凡隆様(北海道札幌市) さば様(福岡県北九州市)
北海道歓喜のるつぼ日本ハム つい買ったハンカチ王寺と同じ赤本
風吹けば日本列島死の灰に 祖母帰るいじめられたとホームから
瀬戸際の瀬戸際を行く飢餓の国 脳トレのゲームの歳は父の倍
人民の幸せは何処核実験 いつ見てもホント楽しそな新庄
政核実験より飢餓救済 へえ馬もやっているんだドーピング
核議論できぬ日本の上に核 引退後子づくりレースが待つ名馬
核拡散幸せ何処へ行くのやら 落合の妻もビールをかぶってた
飢餓の国日本の昔辿り行く 弁当は夕べのおかずリノベーション
教育は大人の教師つくること 栗拾う祖母腰痛はどこ行った
難しい事は言わずに寺子屋を 今平気2歳の姪が電話口

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  魚竹さま
第94回(10月)川柳応募作品
 審査結果と寸評をお送りします
 
 草薙ネット・小島寸評です

いい年のエリー様( 神奈川県藤沢市
 
隙間風 あるが安らぐ 家がある
 
隙間風 あると崩れる 夫婦の絆
 
日本語も ままならぬ身で 英会話
 
こうなると言語習得もインパール作戦
 
ハイリスク ノーリターンで 子に投資
 
ハイリスク いつか大化け  期待する親

 
海映様( 神奈川県藤沢市
 
家計簿に 妻の偽計が あるパソコン
 
通知簿に 成績の偽計が  ある高校

 
ごと様( 岐阜県各務原市
 
テポドンの 次は松茸 北朝鮮
 
テポドンと核実験を繰り返す北朝鮮

 
たまご丼様( 佐賀県唐津市
 
わたくしは忙しがるのが仕事です
 
わたくしは忙しがるのが仕事です−小役人
 
弁当は晩のおかずの再生か
 
弁当は晩のおかずのリベンジか

 
こっとん様( 佐賀県唐津市
 
新妻の少し腹出て誇らしげ
 
新妻の腹出た赤子誇らしげ

 
オレンジ・ベル様( 愛知県名古屋市 )
 
子供寄りメニュー改善願う父
 
子供寄りメニューで生活習慣病
 
パソコンで励む脳トレ父母日課
 
パソコンで進む脳内破壊

 
森 千休様( 愛知県半田市
 
名づければ坊ちゃん内閣かも知れぬ
 
名づければ(クレヨン)晋ちゃん内閣かもしれぬ。
 
悔しいね拿捕の船長還ったが
 
船長は脅迫、捏造文書に署名させられ。
 
打ったウオッカ酔っ払いのロシア兵。
 
世界中敵に回して核を誇示
 
中ソ、愛犬北朝鮮を米国用番犬として飼い慣らす。

 
さくら つきこ様( 静岡県富士市
 
靖国の風向き変えた北の核
 
まずは靖国狙う北の核
 
核実験断固阻止する被爆国
 
核実験断固阻止できなかった被爆国日本と投下国アメリカ
 
半世紀勘違いだと嘆く妻
 
勘違いしてもしなくても人生一度きり

 
凡隆様( 北海道札幌市
 
北海道歓喜のるつぼ日本ハム
 
好況の中部を野球でリベンジ不況の北海道
 
核議論できぬ日本の上に核
 
民主党・公明党・左派マスコミ、核議論封じて中ソ北、喜ばす
 
一部自民党政治家、核議論許容、でも自分は核反対で自己保身、多数自民党政治家、腰砕け、中ソ北に見透かされ
 
核保持意志表示で、初めて動く、北方領土、ロシア日本船拿捕事件、竹島問題、尖閣諸島問題、拉致問題
 

 
教育は大人の教師つくること
 
教育は立派な日本人をつくること
 
難しい事は言わずに寺子屋を
 
真理はシンプル

 
さば様( 福岡県北九州市
 
へえ馬もやっているんだドーピング
 
闘犬、闘牛、ドッグレース、いろいろ出るかもドーピング


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第94回(10月)俳句募集作品   赤印が入選作品です。

ごと様(岐阜県各務原市) こっとん様(佐賀県唐津市)
山歩き 足音カサコソ 落ち葉踏み 気合い入れ掃除始まる祭り前
バチバチと 脂滴る 焼き秋刀魚 秋の風掃除の汗が心地よし
秋が来た 秋刀魚の焼き音 バッチバチ あらボタン名札がないよ衣替え
新学期服もズボンもつんつるてん
窓だけは大きく夕焼けスペクタル
蜘蛛多き家だが踏めば糸降りず
灯りに蛾群がりヤモリそを食らう
本棚の奥にコウモリ住んでおり
ムカデふと忍者のように落ちてくる
すりきれたカーテンの外夜の謎

 

森 徳好様(愛知県半田市 イトウ秀雄様(静岡県静岡市)
酒買って月見だんごを忘れけり 寿しの日に味わう深さとろの味
満月や中日M 4となる あなご寿し店長の魂しい一段と
当たり前の事が幸せ花木槿 出前きて秋空の下寿し和気会々
曼珠沙華乗る人だけの朝の駅 故郷の母憶い出す飯の味
徒競走望遠レンズで狙う孫 職人の一言聞き寿し頼む
廃屋にこうろぎの声古かまど 初冠雪澄み切った空富士仰ぐ
道連れが欲しい要らない茸狩 初秋にも花咲き競う百日紅
返信のメールわくわく居待月 冬眠に落葉集めて亀包む
きのこ山婆に同行許される 流星を有料で見る時代かな
満月や留まる物も無かりけり 甲子園静岡球児沸騰し
青竹に上せられた寿し日本の美

 

須田健一郎様(静岡県清水区 隆太郎様(北海道札幌市)
木道の果てに山小屋雲の峰 純粋になれる一時新酒酌む
山小屋の鐘に目覚むる今朝の秋 新酒酌む過去を忘れてしまいけり
鐘鳴らし山小屋に入る霧の朝 山葡萄山曳き寄せて採りにけり
あかつきや山湖の霧の七変化 紅葉山悟りの顔のなき羅漢
朝涼し温泉がゆに硫黄の香 初紅葉湖を見下ろす休憩所
岩魚釣りひっそり過ぐる岩の陰 秋草に埋まる竪穴住居跡
竜胆や浅間山麓雨あがり 朝露や鼠返しのある倉庫
鎌で割り啜る西瓜や風の畑 線路跡辿りて来たり荻の声
月山と鳥海山晴るる大花野 花すすき岬に残る女人悲話
葡萄熟る連山蒼を深めたり 露の玉地球に重さありにけり

 

いろ波様(福岡県北九州市)
駐輪場しばらく銀杏にみとれてる
末枯れの町野良犬に薄日さす
孫守りの父ポケットに椎拾う
どんぐりがいっぱい姪の宝箱
背がたわぬ枝の熟柿百舌穿つ
いが栗をふんではふんで日が暮れる
芋焼けるまで読んでいるハリーポッター
新米をすくう手ひんやりした心地
スピードをおとす南京はぜの道
10月の風カーテンをふくらます

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魚竹さま
第94回(10月)俳句応募作品
 審査結果と寸評をお送りします。

須田さんにご本のお礼をお伝えください。
 
俳句で救済された魂の自分史句集

 

 草薙ネット・小島

ごと様( 岐阜県各務原市
 
山歩き 足音カサコソ 落ち葉踏み
 
落ち葉踏みに託す秋の深まり

 
こっとん様( 佐賀県唐津市
 
気合い入れ掃除始まる祭り前
 
気合い入れトイレ掃除精神修行

 
森 徳好様( 愛知県半田市
 
満月や中日M 4となる
 
満月や中日敗れて雲隠れ

 
イトウ秀雄様( 静岡県静岡市
 
冬眠に落葉集めて亀包む
 
冬眠許されず泳ぎ続けるペット亀

 
須田健一郎様(静岡県清水区)
 
木道の果てに山小屋雲の峰
 
木道の果てに山小屋の蜃気楼

 
隆太郎様(北海道札幌)
 
花すすき岬に残る女人悲話
 
鼻すする岬に残る女人秘話

 
いろ波様( 福岡県北九州市

 
どんぐりがいっぱい姪の宝箱
 
まつぼっくりがいっぱい甥の宝箱


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第93回(9月)川柳応募作品  赤印が入選作品です。

 いい年のエリー様(神奈川県藤沢市) 海映様(神奈川県藤沢市)
ふと憎く なりゴシゴシと 米を研ぐ 選べるが 書けなくなって いる漢字
PTA どうやら親を 躾てる 職安に ハローはあるが ワークなし
カップ麺 食べ頃に来る 宅配便 人混みに いるはずのない 君を追う
無い無いと また始めてる 物探し 祝辞だけ 聞くと我が子で ないような
傘ひとつ 寄り添う口実 くれた雨 花嫁と 腕組む父の ぎこちなさ
傘が無い 口実にして 長居する 八起き目の 汗と励まし 気を入れる
パーティーは テーブルごとに 違う味 聞こえない 振りして汗を 拭いている
美容室 斜め読みして 芸能通 冷や汗を かいた半生 七転び
球児等の 汗にふるさと 熱くなる 子が妻に 妻が私に 願い事
汗ほどに 口数のない 勝ち力士 二日酔い 朝のレモンで 胃をなだめ

 

森 千休様(愛知県半田市 たまご丼様(佐賀県唐津市)
総裁選結果見えてる茶番劇 割烹着白き昔をなつかしむ
再試合見ごたえあった甲子園 毎日を失敗しながら生きている
ディズニーへ行かずじまいの夏休 珍しく誉められしばし所在なく
裏金を焼くほど貯めた岐阜県庁 小学生おさんどん長けまるで主婦
任期一杯金ばら撒きに行く専用機 マンションが目の前に建ち陽を失くす
中流は幻想だったと思い知る せっかくの踊りも終わればまた猫背
夏休終って残るカードローン 私よりエプロン似合う小学生
皇室に男子誕生ニュース飛ぶ おんなじ名とは思えないユウキ君
ガラス張り知事室なんて嫌ですね 汗をかく夏がけっこう好きである
老いばかり子どもの居ない地蔵盆 自転車のお子さまシート次は孫?
国交は小さな島に突き当たる

 

オレンジ・ベル様(愛知県名古屋市) 凡隆様(北海道札幌市)
水色のハンカチ急にモテ始め ぞろぞろと勝ち馬に乗る総裁選
不釣合い妻は可愛い物が好き ポストまで決まる総裁選前夜
飛びついて買ってすぐにも不用品 勝ち戦打って返しに瞬きぬ
干し物をしようとすれば日が陰る 警察よ飲み屋の前で検問せ
糸通し出来ずに投げた針仕事 飲酒運転殺人罪を適応せ
間違いの電話気安く喋り出す 道徳は無力飲酒のドライバー
才たけていれば今頃お金持ち 四安打ゴジラの尻の逞しさ
安堵した肩にまもなく来る荷物 ホームランゴジラ静かに一周す
決め事のタガが外れる結婚後 良い酒も運転すれば悪の酒
洋梨の姿わが身と瓜二つ 核持つな核持つ国の大き声

 

こっとん様(佐賀県唐津市) さくら つきこ様(静岡県富士市)
工事済み静けさ戻り鳥戻る 後断たぬ 尊い命 断つ飲酒
定位置を確保するためここにいる 暗い世に 男子お生まれ 笑み生まれ
お隣さん窓を開けたら目の前に スタジアム 復活の狼煙 ゴジラ上げ
遅い彼気持ちは待っているけれど 師と仰ぎ 失敗と不幸 噛み締める
夜目覚め帰っているのを確かめる 月照らす 人生の機微 抱き寄せる
私にも美人の時代ありました 真の美は 若い時より 老いた時
時速100景色とぶとぶ命とぶ 晩年の 父の口癖 おかげさん
人間は暇だと死んじゃう生き物か 車さえ 凶器に変える 愚か人
静かだと思えばいつも眠ってる 辞職して ネクタイ締めた ホリエモン
目的は白紙のままに受験生 謙虚さと 真の強さを 知る王子

 

ごと様(岐阜県各務原市) さば様(福岡県北九州市)
締切日 近づき川柳 力技 ハンカチの王子と早稲田で学びたい
i-pod どんなポット?と 親父聞く 総裁選シンクロ以下の盛りあがり
裏金で いい県創ろう 美濃と飛騨 さようならベッカム アレジ シューマッハ
女子アナがもう毛皮着てニュース読む
ダイエットちょっとサボって秋の美味
銀行で女性誌読んで涼むだけ
お下がりのウエスト広げ裾詰める
ヨン様にあいたくて行くパチンコ屋
総理でてさらによくなる山口の道
相撲とは渋い趣味です愛子様

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初めに、選者が首相指名国会をテレビで
見て思いついた拙句をご紹介。

小沢党首 生命脅す 二シンゾウ
(心臓と安倍晋三をかけています)

では第93回(9月)寸評です。

 いい年のエリー様(神奈川県藤沢市)
■PTA どうやら親を 躾てる
PTA は Parent and Teacher Association (親教師団体)
ではなくParent Training Association  の略が正解。
■美容室 斜め読みして 芸能通
美容室 あなたもこれで 芸能人
 
海映様(神奈川県藤沢市)
■職安に ハローはあるが ワークなし
■人混みに いるはずのない 君を追う
■花嫁と 腕組む父の ぎこちなさ
■冷や汗を かいた半生 七転び
■子が妻に 妻が私に 願い事
どれも人生の悲哀を描いた秀作
 
森 千休様(愛知県半田市)
■裏金を焼くほど貯めた岐阜県庁
焼くほどに太る芋と岐阜裏金
■中流は幻想だったと思い知る
下流が現実だったと思い知る
■夏休終って残るカードローン
冬休終わってさらに積もるカードローン
■国交は小さな島に突き当たる
小さな島でも大きな海域権がある。
 
たまご丼様(佐賀県唐津市)
■毎日を失敗しながら生きている
偉い人がそう言うと人々が元気づく。
■せっかくの踊りも終わればまた猫背
猫背なおしたきゃ踊りの自転車操業以外なし
■私よりエプロン似合う小学生
 
オレンジ・ベル様(愛知県名古屋市)
■不釣合い妻は可愛い物が好き
夫も可愛くなれば妻に好かれる
■飛びついて買ってすぐにも不用品
安物買いの大損は真実。
■糸通し出来ずに投げた針仕事
基本が習得出来ず埃被るピアノ
■決め事のタガが外れる結婚後
決め事が逆転する中年後

 
凡隆様(北海道札幌市)
■ホームランゴジラ静かに一周す
ホームランゴジラ静かに復活す
■良い酒も運転すれば悪の酒
良い酒けも運転すれば地獄道
■核持つな核持つ国の大き声
知恵比べ核なき国の核保有

 
こっとん様(佐賀県唐津市)
■工事済み静けさ戻り鳥戻る
戦禍去り静けさ戻り取り戻る
■私にも美人の時代ありました
あなたも美人になれる時代です−美容整形
 
さくら つきこ様(静岡県富士市)
■後断たぬ 尊い命 断つ飲酒
ドライバーの掟−禁煙、禁酒、禁携帯
■師と仰ぎ 失敗と不幸 噛み締める
恩師と思ったら尊師だった!
■晩年の 父の口癖 おかげさん
安らかに死ぬための句はおかげさん
 
ごと様(岐阜県各務原市)
■締切日 近づき川柳 力技
火事の場の馬力
 
さば様(福岡県北九州市)
■銀行で女性誌読んで涼むだけ
銀行で女性誌読んで芸能通
■相撲とは渋い趣味です愛子様
相撲は日本の誇る国技です。

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第93回(9月)俳句募集作品   赤印が入選作品です。

森 徳好様(愛知県半田市 和田善徳様(静岡県志太郡)
顔見えず掌白し風の盆 稲穂垂れ真夏も秋に青き空かな
新涼や散歩がてらに床屋まで 秋の空色郡是空この世かな
滝見ゆる世界遺産の石畳 秋庭か山も稲穂も天も秋
じゅん菜のぬめり懐かし翁道
スーパーの店先何処も鰻焼く
空蝉のすがる戦没学徒の碑
大方は知らずに食べる鱧の皮
平気ですへくそかずらと言われても
出穂期台風一寸待ってくれ
コスモスや終着駅は始発駅
阿波踊脳を離れぬ鉦の音
番犬にされてしまった秋日和

 

イトウ秀雄様(静岡県静岡市) こっとん様(佐賀県唐津市)
ドラマかな月蝕を待つ秋の夜 蝸牛おまえはいいね家がある
読書して日本の心さらに知る くちなしが匂いて祖母がいるような
東より満月近い秋の月 雨あがる松原の中の静けさよ
月蝕の月満々と見えショウを待つ しんしんと寒さが降りて猫くしゃみ
むくげ咲き一日の幸わせ花と知る 流氷を追いかけてただ岸に立つ
コスモスの色淡やかな畑広く 潮風に海が目覚める夏が来る
父が眠る里山の墓蝉しぐれ ボタ山が雨にけぶりてお留守番
朝晩のさわやかな風百合一輪 美しきとこのなし駅サルスベリ
僧一人月夜の村を走りかけ バラ薫る亡き祖母の笑み見るような
落雷の勢いすごく寺の屋根 稲の穂が豊かに実りて風を呼ぶ


隆太郎様(北海道札幌市) ごと様(岐阜県各務原市)
秋団扇味噌ラーメンを注文す 甲子園 熱闘終わり 秋の気配
秋団扇過去を見つめるだけの人 山錦 柿栗松茸 美濃の秋
賜りし新米の荷を解きにけり 列車行く 黄金の稲穂 富士裾野
豊の秋農学校の試験田 落ち鮎の 卵で分かる 秋の気配
湿原に風の道あり蜆蝶 稲たわわ 庄内平野 黄金色
放牛の乳房置きたる草の花
落し文封印を解くもどかしさ
泊船のロシア民謡鰯雲
初紅葉仏塔白く立ち上がる
紅葉谷電車速度を緩めけり

 

いろ波様(福岡県北九州市)
図書室に新書の匂い休暇明け
初秋刀魚じっと見詰めている仔猫
我を呼ぶ祖母の声する曼珠沙華
山登りふと見下ろせば蕎麦の花
喘息の妹背負って泡立草
ドライヤーHOTの強風朝の冷え
スパゲティ茹で上がるまで月を見る
敬老の日なのに母に起こされる
ブローチを包んでもらう敬老日
靴下を2ダース編んだ秋の夜

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第93回(9月)俳句募集作品
 草薙ネット・小島
初めに、選者が首相指名国会をテレビで
見て思いついた拙句をご紹介。


小沢党首 生命脅す 二シンゾウ
(心臓と安倍晋三をかけています)

では第93回(9月)寸評です。

森 徳好(愛知県半田市)
■番犬にされてしまった秋日和
番犬にされてしまった結婚後
 
イトウ秀雄様(静岡県静岡市)
■僧一人月夜の村を走りかけ
坊主の師走、僧走は12月にあらずして毎月

こっとん様(佐賀県唐津市)
■蝸牛おまえはいいね家がある
蝸牛殻がなけりゃホームレス
 
隆太郎様(北海道札幌市)
■泊船のロシア民謡鰯雲
ロシア船、俳句はのどか現実過酷
 
いろ波様(福岡県北九州市)
■図書室に新書の匂い休暇明け
本好きのしあわせシャボンに泡立つ
■喘息の妹背負って泡立草
人生は重荷背負って歩むがごとし

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第93回(9月)短歌募集作品   今回は入選作品有りませんでした。

こっとん様(佐賀県唐津市)
かの人は丹誠込めた習作を終わればプイと見向きもせずに
灰色にたれこめた雲ただならぬ気配を孕み海はざわめく
萌える香が私を襲う匂い立つ上野の森が生き物になる
台風が近づくバスは最終でケータイの音車内でにぎやか
自分だけよければいいと思ってる自分が見えぬ鈍感が行く
増えました人の痛みを知らぬ人想像力はどこで育つか
秋の穂がたわわな頭重ねてるその方向は風の行き先
夕暮れをバックに眠る竜の像太古の夢を見ているのかな
若き人はるかな夢を追いかけて炎の温度黙々と見る
できるならあまり窮屈に考えない少し笑って力抜きたい
商売はかなりしんどいお客様なだれのような来店待ちます

 

ごと様(岐阜県各務原市)
車窓から 日毎にたわむ 稲穂見て 今日もせわしい 出張サラリーマン

 

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第92回(8月)川柳応募作品  赤印が入選作品です。

海映様(神奈川県藤沢市) ごと様(岐阜県各務原市)
聞き慣れた 母の台詞で 叱ってる 拉致被害 少しは見習え イスラエル
人生の 重みビールと 分かち合う 中国産 値上げで我が家の 丑いない
一杯で 今日の汚れを 落としてる 多国籍 魚売り場の 鮪達
今日という 一日終えて さあビール 安月給 味より値段 発泡酒
酔うほどに 弱み強みが 溶けていく テポドンの 追い風受けて あべしんちゃん
雨宿り もう一杯と ビール注ぐ 花火だよ 油断するなよ テポドンか
言い過ぎた 酒席詫びつつ 食う茶漬け 掛川城 出世を願い サラリーマン
お茶漬けが 美味いスローに 生きている
赤い糸 ほどけぬように 縛り上げ
上手すぎる 祝辞眉毛に 唾をつけ

 

いい年のエリー様(神奈川県藤沢市) 森 千休様(愛知県半田市)
一時間 かける娘の 勝負化粧 まだ続く腐り切ってる保険庁
家中の 力を試す ビンの蓋 愚かなりしゃぶり尽くされ捨てられる
一年の 早さが年々 加速する 嗚呼日本長寿も自殺も世界一
幾山河 無情の風も 吹いたっけ 作られたチャンピオンとは言わせるな
暖簾から 背中はみ出す 屋台店 梅雨明けて王監督の復帰待つ
クレジット 偽名使えぬ 旅の宿 昼間からビールが旨い甲子園
柔らかな 湯加減好きで 二番風呂 紛争の火種は絶えずアラブの地
痩せるほど 恋した人の 馬鹿笑い 無事帰国何をして来たかの地では
辞めるぞと 言って慰留を 待っている 親が子を殺める国に誰がした
まず転び 子どもに知恵を 授けてる 搾り取れ老人の金庶民の金
デンマークスイスが高い幸せ度

 

たまご丼様(佐賀県唐津市) オレンジ・ベル様(愛知県名古屋市)
休日をダラダラ過ごすそれもいい 物忘れ互い猛暑のせいにする
はりきったわりに収穫ゼロみたい 蒸し風呂のような夏でも痩せぬ妻
反抗期じゃないと言い張る思春期は 蝉時雨負かす女の長喋り
食器割る名人なので食器なし 汗かきで人の浴衣を見て涼む
朝ドラと弁当づくりで忙しい イソップのイメージ壊す怠け蟻
川柳を考えるうち日は暮れて 御無沙汰を詫びて供える好きな酒
パソコンにはまってご飯作れない 御挨拶マナーの本で覚えたて
晩ご飯メニュー少なしブーイング 新聞を夫近づけ妻離す
主婦業もそろそろ飽きた25年 脳年齢およそ察しは付いている
こんにちはお元気?ところであなた誰? 採血の時間ですよとヤブ蚊来る

 

さくら つきこ様(静岡県富士市) こうのとり様(埼玉県鴻巣市)
プールには 命と税の 危機たまり あぶら蝉 今年もいい色 日焼けして
血税を 隠して捨てて 罵詈雑言 あぶら蝉 名前もかなり 暑苦しい
虎の子を 猫なで声の 子が狙う 向日葵も 夏バテ気味で 下を向き
鮪高 旦那と猫の 恨み節 クールビズ 28℃の社内 ウォームビズ
磯野家や 桜家に見る 家族像 試合見ず 球児のルックス 見てる妻
花火上げ マナーを下げる 無法者 私って 小太りかしら? 妻が聞く
マザコンの 夫にムカツキ 息子はホッ 小太りの 基準は何? 悩む妻
あれそれで 母だけ分かる 父の用 「またカレー」 言ったとたんに 妻不機嫌
原油高 物価上昇 火の車 孫居ない けれど川柳 孫を詠む
風評は マスコミ握る 匙加減 川柳の ネタが切れたら 妻と孫

ゆーやん様(佐賀県唐津市) 凡隆様(北海道札幌市)
楽しんだ乗馬帰りに馬刺しとは 負け戦メディアのつくるチャンピオン
骨だけは二重丸だと医者が言う 甲子園見習え疑惑のチャンピオン
何も無い平和じゃあるが退屈だ 総裁選独走に打つ杭はなし
金もなく4畳半から出られない 殺戮の連鎖中東泣いている
温泉で一皮向けて美女になる 靖国参拝マスコミ少し黙ってろ
脳みそに川柳疼き眠れない マスコミのつくる善悪怖いなあ
わたし妻あなたのおっしゃるトドじゃない ビヤガーデントイレ足りないどうしよう
中学生嵐の日だってチャリで行く 雨降って地は固まらず水害に
空気だけ吸っているのに何故太る 本当にあばたが見えて早や離婚
似ていると言われて娘ふくれ面 改革の後シャッターを下ろす町

 

さば様(福岡県北九州市)
1時間立ってただけでチャンピオン
ベルトよりおむつが似合うチャンピオン
乗りたくはないな黒い夢列車
夢列車脱線したのにまた走る
ゴールデンゴールズメッキ剥げ錆びる
爽やかな球児乗るなよ夢列車
パン食べる前に磁石をあててみる
参拝はクールビズではなかったね
ガソリンが高くて帰省しない夏
公園の猫もばてている猛暑

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残暑お見舞いもう上げます。
第92回(8月)川柳応募作品入選作寸評です。
草薙ネット・小島 

海映様(神奈川県藤沢市) 
■聞き慣れた 母の台詞で 叱ってる
聞き慣れた 昔の歌詞で 唱ってる
 
ごと様(岐阜県各務原市) 
■テポドンの 追い風受けて あべしんちゃん
テンドンの エビがぶりつく くれよんしんちゃん

いい年のエリー様(神奈川県藤沢市) 
■一時間 かける娘の 勝負化粧
一時間 化学製品ぬって 皮膚傷む
■一年の 早さが年々 加速する
一年の 早さは実は 変化なし
■辞めるぞと 言って慰留を 待っている
辞めるぞと 言ってすぐに 辞めさせられた
 
森 千休様(愛知県半田市) 
■嗚呼日本長寿も自殺も世界一
嗚呼日本自殺が減れば長寿さらに延び
嗚呼日本長寿世界一でも寝たきり多し
■紛争の火種は絶えずアラブの地
紛争の火になるアラブの石油
■無事帰国何をして来たかの地では
無事帰国して、国家像変えた自衛隊
■搾り取れ老人の金庶民の金
老人で庶民は二重搾り取りされ
■デンマークスイスが高い幸せ度
幸せ度低くても住みたい和の日本

たまご丼様(佐賀県唐津市)
■川柳を考えるうち日は暮れて
川柳のアイデア煮詰まる日暮れ時
■主婦業もそろそろ飽きた25年
そろそろ飽きたのはホントは夫
■こんにちはお元気?ところであなた誰?
こんにちはお元気意? ところでわたし誰?

オレンジ・ベル様(愛知県名古屋市) 
■イソップのイメージ壊す怠け蟻
イソップのイメージ壊す働きキリギリス
■採血の時間ですよとヤブ蚊来る
採血時間の通達もなく襲うヤブ蚊
 
さくら つきこ様(静岡県富士市) 
■プールには 命と税の 危機たまり
プールなら 大丈夫と思う 落とし穴
■あれそれで 母だけ分かる 父の用
良妻賢母の極意
 
こうのとり様(埼玉県鴻巣市) 
■試合見ず 球児のルックス 見てる妻
試合見ず チアガール 見てる夫
■孫居ない けれど川柳 孫を詠む
子いない けれど川柳 子供詠む
妻いない  けれど川柳 妻を詠む
夫いない けれど川柳 夫詠む
家族いない  けれど川柳 家族詠む
川柳は 不可能を 可能にす
■川柳の ネタが切れたら 妻と孫
 川柳の ネタが切れたら インターネット

ゆーやん様(佐賀県唐津市) 
■金もなく4畳半から出られない
3畳半に移れば金が浮く
■空気だけ吸っているのに何故太る
それは風船だから
■似ていると言われて娘ふくれ面
俺に似るなよと祈って生まれた娘
 
凡隆様(北海道札幌市)
 
■総裁選独走に打つ杭はなし
総裁選独走になだれ込む各派閥
■靖国参拝マスコミ少し黙ってろ
靖国参拝マスコミも少し勉強しろ!
■雨降って地は固まらず水害に
屋根の積もった雪下ろして事故
■本当にあばたが見えて早や離婚
あばたが見えても遅く熟年離婚
■改革の後シャッターを下ろす町
改革後町全体がシャッター通り
 
さば様(福岡県北九州市) 
■参拝はクールビズではなかったね
参拝を来年も継続か前首相
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第92回(8月)俳句募集作品 

ごと様(岐阜県各務原市)
チンチロリン 風鈴涼しげ 江戸の夏
泡がシュパッ ビー玉カラカラ 夏ラムネ
うだる夏 更にうだる 蝉時雨
都心部は ゴーストタウン 盆休み

 

森 徳好様(愛知県半田市) イトウ秀雄様(静岡県静岡市)
蝉時雨目覚まし時計より早く 初鳴の蝉空に舞う夏木立
愛されず百足の如く潰される 雷雨すぎにわかに見える虹の橋
花火果て余韻を家に持ち帰る 夜店立つ浴衣の娘団扇持ち
氷上の如しすいすい水馬 子供らの声高々と水しぶき
早十年経ってしまった夕端居 花火舞う川面に映り涼を呼ぶ
愚かさにまだ気づかない火取虫 百日紅独特の華夏本番
蝉の穴もう直ぐここにビルが建つ サーフィンの波越え走り涼を呼ぶ
めぐり来る父の忌母の忌走馬灯 夕立が高校球児ファイト生み
覚悟してヘルメットつけ炎天へ 原爆の廃絶願う甲子園
平和への誓い危うし広島忌 雨蛙朝顔の樹で歌うたう
表札に今も父の名終戦忌

 

いろ波様(福岡県北九州市) 隆太郎様(北海道札幌市)
残暑見舞い届けど流れる汗を拭く 葛切りや講釈だけの多き人
ぼんやりとしてたらぬるくなる麦茶 夏衣老いの項を隠しけり
終戦の日は声重いアナウンサー 冷し酒口説き言葉に反発す
遠花美見ている犬のまあるい目 ラムネ飲む団体客は異国人
自転車で走る流星追いかけて 語ることなくて団扇のよく動く
笑ってる朝顔今日は早出です 冷奴いつも身の上話かな
大玉のスイカ一人じゃ食べきれぬ 夕端居心の端にある隙間
かなかながニワトリ起こすよにわめく 月見草淋しきことを言はぬ人
信号で停まるツクツクボウシ鳴く 盆僧の軽自動車で来たりけり
ビーサンが貼りつく日向のアスファルト 減反の村蕎麦の花麓まで

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残暑お見舞いもう上げます。
第92回(8月)俳句応募作品入選作寸評です。
草薙ネット・小島 
 
ごと様(岐阜県各務原市) 
■チンチロリン 風鈴涼しげ 江戸の夏
汗だらり  クーラー熱風   東京の夏

森 徳好様(愛知県半田市) 
■表札に今も父の名終戦忌
表札に敬礼
 
イトウ秀雄様(静岡県静岡市)
■夜店立つ浴衣の娘団扇持ち
■花火舞う川面に映り涼を呼ぶ
日本の夏の風物詩
 
いろ波様(福岡県北九州市) 
■遠花美見ている犬のまあるい目
■自転車で走る流星追いかけて
■笑ってる朝顔今日は早出です
■かなかながニワトリ起こすよにわめく
■信号で停まるツクツクボウシ鳴く
■ビーサンが貼りつく日向のアスファルト
どれも子供心溢れる絵本のような美句

隆太郎様(北海道札幌市) 
■語ることなくて団扇のよく動く
言い返せなくて暑苦しさが加速する
 
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第92回(8月)短歌募集作品 

ごと様(岐阜県各務原市)
新幹線 一路東京 サラリーマン 陽炎の富士 うつら夢うつつ

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残暑お見舞いもう上げます。
第92回(8月)短歌応募作品入選作寸評です。
草薙ネット・小島 

ごと様(岐阜県各務原市) 
■新幹線 一路東京 サラリーマン 陽炎の富士 うつら夢うつつ
1964年新幹線が出来てからまったく同じ
                     

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 第91回(7月)川柳募集作品の寸評です

ごと様(岐阜県各務原市)
 
■善と悪 リストとリフト シンドラー
■ワールド杯 さよならジーコ 名残オシム
■芝は荒れ サッカー選手が 夢の跡
■時代かな 冷やし中華も カップ麺
■湯沸かし器 お湯を沸かさず 世間沸かす
時事句集ウイットで世相を描き出し


森 千休様(愛知県半田市)
 
■ゼロ金利決めた総裁ボロ儲け
■修理とは部品交換自動車屋
■仕組まれた再会劇を見せられる
時事句集ウイットで悪をあぶり出し

すまんのう様(京都府京都市)
 
■蚊によられ 女の子には よられない
疫病神によられ幸運の女神に見放される

里桜様(神奈川県藤沢市)
 
■酒を酌む 埋めねばならぬ 溝のため
■先頭に 立てば立ったで 向かい風
■結婚が 頂上ならば 次は谷
■約束は 固く守った 挙式まで
因果応報、隠忍自重、平家物語、一筋縄でいかぬのが人生の有り体

オレンジ・ベル様(愛知県名古屋市)
 
■おやすみと言って浮かんだ句で起きる
朝起きて凡句に気づきまた床へ


さば様(福岡県北九州市)
 
■ヒデ去ってカズの凄さを思い知る
  ヒデ去ってヒデの凄さを思い知る
■さようならカーンにジタンにロナウドも
  さようなら前原に橋本に福田も
■年休を使いきったよW杯
 年休を使い切れないよ上司の眼
■南アでは解説してそうこの選手
ピーク時が賞味期限のプロ選手


こうのとり様(埼玉県鴻巣市)
 
■宅配便 だけは妻が 監視員
宅配便ふくめて妻が監視員
■オレだって 財布の中は クールビズ
  オレだって銀行口座はクールビズ


桜 月子様(静岡県富士市)
■ゼロ金利 解除されても ゼロ預金
  ゼロ金利 解除されて ローン地獄

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第91回(7月)川柳募集作品 

ごと様(岐阜県各務原市) 森 千休様(愛知県半田市)
善と悪 リストとリフト シンドラー おめでとう老女の出した処女句集
どこ製造 壁をきょろきょろ エレベーター ゼロ金利決めた総裁ボロ儲け
ワールド杯 さよならジーコ 名残オシム 一勝も成らず四年の悔い残る
芝は荒れ サッカー選手が 夢の跡 村おこし英語で行こう英語村
時代かな 冷やし中華も カップ麺 修理とは部品交換自動車屋
湯沸かし器 お湯を沸かさず 世間沸かす 早々と夏休かい議員さん
ニュース見て 社名をチェック 湯沸かし器 仕組まれた再会劇を見せられる
  高くつく国民負担の交際費
  給油する度にガソリン上がってる
  おが抜けたふくろの味に慣らされる

 

すまんのう様(京都府京都市) 里桜様(神奈川県藤沢市)
蚊によられ 女の子には よられない 酒を酌む 埋めねばならぬ 溝のため
何カップ? ワールドカップ ごまかすな 先頭に 立てば立ったで 向かい風
見ようマネ ボール跨いで フェイントす 譲れない その一心で 大を成す
なぜはずす 足に当てれば 入るのに 心無い 野次に代打が 意地を見せ
オシムより 日本の惨敗 まず惜しめ もう嘘は 心に置かぬ 素浪人
ベッカムよ 一つだけでも 俺にくれ 雑踏に 出て寂しさを 募らせる
日本にも くれよドイツの ストライカー 結婚が 頂上ならば 次は谷
人、人で 歩く道なき 祇園の夜 約束は 固く守った 挙式まで
子育てが 無理なら子供 もうけるな Eメール よりご機嫌な 良いビール
お囃子を 聞いて平和を 祈願する 何となく 敵意もあって 手酌する
あじさいの 美の色使い 真似できぬ

 

オレンジ・ベル様(愛知県名古屋市) さば様(福岡県北九州市)
ユビキタス知らず支障をきたす母 勝ち点1史上2番の好成績
安全弁なくて流れるプライバシー ヒデ去ってカズの凄さを思い知る
オープンを彷彿させる店じまい さようならカーンにジタンにロナウドも
ヴィンテージ母が洗って子が嘆く いくつかの国籏おぼえたW杯
おやすみと言って浮かんだ句で起きる 真夜中に見るから興奮するのよね
包装紙 空き箱溜めて満足気 年休を使いきったよW杯
宴メニュー慣れぬ着物でよく食べる 南アでW杯見たくて貯金する
運転の出来ない妻が無茶な指示 加茂さんやオフトって今どうしてる
地響きはトラック母の早合点 南アでは解説してそうこの選手
ゆかた柄 母は伝統 子は斬新 熱戦が終わって夏の暑さ増す

 

こうのとり様(埼玉県鴻巣市) やすくん様(神奈川県津久井郡)
七夕に 妻が「土産」と デコメール 酒すすみ 政治もゴルフも ごっちゃ混ぜ
願い事 多くて短冊 ページ付け ビール来て ネタ選ぶとき 我が至極
雨多い 今年の梅雨は 「つゆだく」だ
宅配便 だけは妻が 監視員
何処からも 中元届かず 妻ボヤく
土用丑 鰻を食うぞ 国産を!
ウチの娘(こ)の 財布は五万 中小銭
オレだって 財布の中は クールビズ
偽札か 良く見りゃあなた 漱石さん
後半を サマージャンボに 夢託す 

桜 月子様(静岡県富士市)
極楽の とんぼ儚き カゲロウよ
豊かさの ひずみの中の 迷い人
若いのか 年寄りなのか 30代
嘘をつき 目を見る彼女 逸らす彼
ゼロ金利 解除されても ゼロ預金
生き急ぐ 親子の闇に 光あれ
引き際に 孤高の戦士 男泣き

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第91回(7月)俳句募集作品の寸評です

森 徳好様(愛知県半田市)

■短夜の悪夢の如き豪州戦
短夜の悪夢は長夜の悪夢のはじまりだった。
■山開き世界遺産に成れぬ富士
軍事力ナシ常任理事国に成れぬ日本

須田健一郎様(静岡県静岡市)
■飾り竹恋せし人も老いにけり
会わずば恋せし人は昔のまま

イトウ秀雄様(静岡県静岡市)
■スッ来てサット飛び出す親燕
最近はめっきり減った燕の巣
 
隆太郎様(北海道札幌市)
 
■快速電車麦秋を抜けて海
快速電車海を抜けて麦秋
 
いろ波様(福岡県北九州市)
 
■初デート黙って崩すかき氷
初デート成って互いの氷を崩し合い
■つないだ手ばかり気になる夏祭り
つないだ手恋人になれるかどうかの試金石
■ダイエット間に合うかしら海開き
間に合えばセパレート、合わなければ競泳水着。

ごと様(岐阜県各務原市)
 
■香ばしい 煙ぱたぱた 土用丑
懐かしい 煙ばたばた 土用丑

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第91回(7月)俳句募集作品 

森 徳好様(愛知県半田市) 須田健一郎様(静岡県静岡市)
女には身八つ口あり更衣      かの人に
短夜の悪夢の如き豪州戦 一言を言ひそびれたる花の夜
二人きり西瓜三切れのパック買う 花冷の肩寄せ合うて一幕見
通る度摘むルビーのゆすらうめ 会える時いつも短し蛍とぶ
シャンソンの一つ覚えや巴里祭 かの人に会ひさうな道祭笛
まくなぎの如く寄り来る土産売り 君に敷くハンカチ白き花野かな
田の隅に枯れて行く身の余り苗 焼く文の色なき風に散じけり
油揚げ供えて拝む木下闇 待ち人の駆けてきさうや時雨虹
明易や唸りを上げる草刈機 木枯や見つめ合ひ焼く文字焼
衣かえして行く所なき老後 片恋の人に出合ひぬ花の昼
山開き世界遺産に成れぬ富士 飾り竹恋せし人も老いにけり

 

イトウ秀雄様(静岡県静岡市) 隆太郎様(北海道札幌市)
山里の早苗静かにそよぎ立ち 逆転打許して沈む汗の肩
せせらぎの音聞え来て蛍待ち 炎天を突きゆく杭のひびきかな
珍しく子供らの声山里に 落し文過去を知られて仕舞ひけり
冬眠を終えて見る亀まぶしそう 源流の風に馴染みて黄釣船
やぶ北茶減産のため古株刈られ 滝ひびき最終バスに遅れさう
田植え済み老若男女一呼吸 蜜蜂の花芯を蹴つて来りけり
お味噌汁新じゃがの味ほほ緩む 快速電車麦秋を抜けて海
寿し種を選ぶタレント苦笑する 絵手紙を描くグループ薔薇の風
留学生寿しの深さをかみしめる バイバイと手を振る園児青葉風
江戸前の寿し材今も豊富なり 桜桃忌愚直に生きて来りけり
料亭のうなぎ供養に初夏を知る
竜双の山並み消しつ霧が行く
スット来てサット飛び出す親燕

 

いろ波様(福岡県北九州市) ごと様(岐阜県各務原市)
初デート黙って崩すかき氷 香ばしい 煙ぱたぱた 土用丑
つないだ手ばかり気になる夏祭り ビアガーデン 連続真夏日 生ビール
夏の風私の肩を追い越した
新しい水着出番を待っている
素麺を一本金魚にお裾分け
夏休み恋の計画表はない
夏だから映画のような恋したい
旅仕度水着と財布と携帯と
レタス買うサラダ記念日思い出し
ダイエット間に合うかしら海開き

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第91回(7月)短歌募集作品 

ごと様(岐阜県各務原市)
梅雨晴れ間 期待を込めて 茎を引き 新じゃがポコポコ 家庭菜園


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