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●「働く方のお話を聞く会」
目的
働く方のお話をうかがうことで、働くことの厳しさ、尊さ、喜びを学ぶとともに人
しての生き方を考える。
日時
平成18年2月9日(木)午後2時会場
静岡市
立安倍川中学校 各教室
講義時間
講和と質疑応答を30分、前半と後半に分けて2回話しをする。
講師
飲食業(飲食業として静岡県すし組合から竹内が出席)
保育士・看護師・自動車販売業・報道製作・弁護士・スポーツライターの7名
受講選択
興味のある職業を選択
講義内容
すしの歴史
すしの変遷と時代考証
江戸前鮨とは
他業態との差別化
伝統技術の伝承
独自の味を持ってこそ存在価値
仕事の内容
お客様を満足させる商品とサービスの流通
厳しさ、尊さ、喜び
お客様から頂ける貴重な教訓
講師の感想
隣接の高校で教師をしていた5年前を思い出し懐かしく教壇に立ち総合学習「働く方のお話を聴く会」のテーマで
「すし」について歴史を絡めて判り易く理解できるように話をして参りました。
中学1年生の生徒は「歴史とすし文化」には大変興味を示し奈良時代には中国(唐)の文化を積極的に導入した時期に当たり、
日本伝来は稲作と期を同じくすると考えられ「フナ鮓」を代表とされる「鮨」や「鮓」が1200年前の奈良時代には盛んに
作られていたことに驚きを示していた。
鎌倉時代になると、お酢はより不可欠な調味料となり、室町時代には生活様式が変化し食事2食から3食に。
豊臣秀吉が朝鮮征伐にも「アユ鮓」届けさせた話、歴史の身近さを感じていたようでした。
江戸前鮨とはどのようなすしなのかについて触れ、こんな話をしてみました。
地方には多種多様なすしがあり、握りずしは東京地方のすしである。江戸前鮨(鮓)の旨さとは、その熟れた味にある。
その店の独特の味を持つ事が江戸前鮨の技術の伝統の基本であるこのことを忘れてはいけない。
生の材料を生のまま使用している回転すしに代表される多種のすし店が生のままいくらでも使えるなら仕事は簡単である。
どこのお店で食べても同じという均一化は決して感心できる傾向ではない。この様なすしはただの握りずしである。
やはり独自の味をもってこそ存在価値があるすしが「江戸前鮨」である。
こんな話には理解できたようで既に違いを実感、体験したことがある生徒もいました。
毎日の仕事は江戸前鮨にこだわり続ける、即ちお店独自の味つくり日々精進している。
この「すし」をどのようなサービスで提供すればお客様に満足をして頂けるかが重要な仕事といえる。
商売に関わる厳しさや喜びはお客様の尊い声として貴重な財産として次につなげるステップとなる。
技術は鮨職人の親方から修行と言う形で教え頂き、サービスはコミュニケーション=対話を基本とした人的サービスは学校で
友人との関わりで学べるものであると締めくくり、選択肢の多いすしの中から少なからず江戸前鮨を美味しいと理解をしていると感じ取れました。
生徒に教えるという事は自分自身の教訓として捉え各お店の経営者はストア・コンセプトを再確認する事。
即ち「経営環境を的確に把握し、更に今後の動向に予見しながら経営活動をどのように方向づけし、顧客に何を訴求するかという
自店独自の経営に対する基本的な考え方ないし態度を持ち続ける事が重要である。」とわが身を振り返りました。
追伸
僭越な感想文ですが組合員にとって厳しい経営環境の折、江戸末期グルメ時代のすし店と昭和末期〜平成初期のバブル期のすし店は同様な経緯をたどり、その後のすし店末路は?。
「歴史が語る教訓」再認識して再度原点に戻って経営にたづさわることを願い、このような感想文になりました。
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